今日はスポーツの日です。フロアでは「昭和の運動会ソングで体操大会」をしました。スピーカーから運動会の曲を流して、椅子に座ったまま、手と足を動かします。今月は三日と十日にも大運動会をしていて、座って玉入れ、パン食い競走風のゲーム、輪投げ、借り物競走と続けてきました。
玉入れに使うのは、新聞紙を丸めた玉です。軽いので、力の弱い方でもカゴまで届きます。ただ、実際にやってみると、投げる人よりも、床に落ちた玉を拾って渡す人のほうが忙しいことが分かります。拾って渡すのも、立派な役です。
ここで職員が気をつけているのは、点数を数えないことです。数えはじめると、入らなかった人がはっきりしてしまいます。予定表の「全員参加の工夫」の欄にも、この日は「座ったまま、応援も主役」と書いてあります。お昼は鮭の塩麹焼き、おやつは柿でした。
——勝ち負けのない運動会に、意味はあるのでしょうか。
できない場面を数えられるのが、いちばんこたえます
ご家族から「本人が行きたがらない」とうかがうとき、理由のひとつに、できないところを人前で見られたくないという気持ちがあります。歩く速さ、手の上がり方、覚えていられる量。年をとると、比べられる場面が増えます。
体を動かす時間は、そこがいちばん出やすいところです。同じ体操をすれば、できる人とできない人の差が見えてしまう。点数がつけば、なおさらです。それで足が遠のくなら、本末転倒だと考えています。
ご家族の側にも、似たことが起きます。「今日は何回できましたか」と聞きたくなる。数字が下がった月に、がっかりしてしまう。数えることが、続ける力を削ることがあります。
数えないかわりに、役割を配ります
虹Lifeには、ケアプランセンター(居宅介護支援)、訪問看護ステーション、お泊まりのできるデイサービスの三つがあります。三つとも同じ法人です。
虹Lifeの集団レクリエーションの予定表には、毎日の内容の横に「全員参加の工夫」という欄があります。玉入れなら「座ったまま、応援も主役」、体操なら「見真似・足踏みだけでも◎」。見るだけ・聴くだけ・味わうだけでも参加であるということを、あらかじめ全部の日に書いてあります。
そのうえで、その日ごとに役をお願いします。玉を拾う人、旗を持つ人、数を読み上げる人、応援する人。やらされる側ではなく、場を回す側に入っていただくと、同じ時間の意味が変わります。
一方で、体の機能を測るところは別に持っています。虹Lifeは個別機能訓練加算Ⅰロの届出を行い、機能訓練指導員を専従で二名配置しています。楽しむ時間と、測って組み立てる時間を分けているということです。数字はこちらで持っておいて、フロアには持ち込みません。
気づいたことは、同じ法人の訪問看護ステーションやケアプランセンターまで届きます。手の上がり方が先月と違う、といった変化は、行事の日にいちばん見えます。
変わるのは、来週の言い方です
順位をつけない日が続くと、こう変わります。
「また来週も行きたい」と、自分から言う。できなかった日があっても、翌週また来られる。ご家族が「何回できた?」ではなく「楽しかった?」と聞くようになる。続けられることが、いちばんの機能訓練です。
「運動は苦手だと思う」という段階でどうぞ
虹Lifeは個別機能訓練加算Ⅰロの届出を行っています(機能訓練指導員 専従二名)。入浴介助加算(Ⅰ)、口腔機能向上加算も届出済みで、口腔については要介護・要支援のいずれにも対応しています。要支援の方、基本チェックリストで総合事業の対象と判断された方の受け入れも行っています。
体操の時間は見ているだけでも構いません。まずはご家族だけの見学、あるいは一日の体験からどうぞ。

見学だけ、お電話だけで結構です
「本人は体を動かすのを嫌がる」というご相談は、よくうかがいます。ご家族だけの見学、体験利用も承っています。
お電話 0984-27-3216(地域密着型お泊まりデイサービス虹Life)
公式LINE https://lin.ee/Y0Ds6nL(24時間いつでも。ご質問だけでもどうぞ)
すでに担当のケアマネジャーさんがおられる場合は、その方にご相談いただいても構いません。こちらから連携してお話を進めます。
