今日は十五夜です。この時期は日が落ちるのが早くなって、夕方の訪問だともう外が暗いことがあります。
訪問看護がお宅にうかがったとき、血圧や体温だけを見ているわけではありません。上がらせていただいて廊下を歩きながら、看護師はいくつか目で追っています。電気のスイッチがどこにあるか。寝室からトイレまでのあいだに、明かりが一つもない区間がないか。敷物の端がめくれていないか。延長コードが横切っていないか。スリッパが脱ぎっぱなしになっていないか。
ここで引っかかることがあります。昼間うかがったときには、何ともなく歩いておられる方です。手すりも要らない、段差も問題ない。けれどご家族にうかがうと、「夜は何回か起きているみたいです」とおっしゃる。ご本人は「大丈夫」としか言われません。
——昼に歩ける人が、夜も同じように歩けるとは限りません。その差は、どこから来るのでしょうか。
夜の体は、昼の体とは別のものです
夜中に起きたときの体は、日中とは条件が違います。暗い。寝ぼけている。急に立ち上がって血圧が下がる。眠る前に飲んだ薬が効いている。間に合わないと思って急ぐ。ご本人の力が落ちたのではなく、条件が悪いのです。
そしてご家族は、たいてい眠っておられます。気づくのは、音がしたときか、朝になってからです。在宅で起きることのうち、夜のできごとは誰も見ていない時間帯に起きるという点がいちばん厄介です。
ご本人も言いません。心配をかけたくないからです。「ちょっとよろけただけ」と、ご自分の中で片づけられます。
虹Lifeが見ているのは、体だけではなく動線です
虹Lifeには訪問看護ステーションのほかに、ケアプランセンターと、お泊まりのできるデイサービスがあります。三つとも同じ法人です。
看護師が「夜の動線が気になる」と思ったとき、その先があります。足元灯や手すり、ポータブルトイレといった福祉用具の相談は、担当のケアマネジャーが段取りを組みます。気づいた人と、手配する人が同じ法人の中にいるということです。見立てだけお伝えして、あとはご家族で探してください、とはなりません。
日中の過ごし方も関わってきます。昼に体を動かしていない日ほど、夜の眠りは浅くなりがちです。デイサービスでは個別機能訓練加算Ⅰロの届出を行い、機能訓練指導員を専従で二名配置しています。夜のことを、夜だけで何とかしようとしないのが私たちの考え方です。
そして私たちが目指しているのは、退院した当日から最期のときまで、医療の必要が高い方をお断りせずに在宅で支えることです。夜に不安があるお宅ほど、早めに関わらせていただきたいと思っています。
変わるのは、ご家族の眠りのほうです
夜の動線が整うと、暮らしはこう変わります。
物音がするたびに飛び起きなくてよくなる。朝、廊下の電気がついたままでも慌てない。「夜中に何かあったらどうしよう」と考えながら布団に入らなくて済む。そして、何かあったときに電話をかける先が決まっている、という状態になります。もちろん、これで転ばないとお約束はできません。減らせるところから減らしていく、という話です。
「夜だけ心配」という段階でどうぞ
虹Lifeの訪問看護ステーションは、看護師とリハビリの専門職が関わる体制をとり、二十四時間の連絡体制を整えています。退院直後の方、医療的な処置が続いている方のご相談も承っています。
うかがったうえで、必要がなければ必要がないとお伝えします。まずはご家族だけのご相談で構いません。

「夜が心配」だけのご相談で結構です
転んでからではなく、その前のご相談がいちばん動きやすいです。ご家族だけのご相談、ご質問だけでも承ります。
お電話 090-1368-2456(株式会社フリーケアスタイル 虹Life)
公式LINE https://lin.ee/Y0Ds6nL(24時間いつでも。ご質問だけでもどうぞ)
すでに担当のケアマネジャーさんがおられる場合は、その方にご相談いただいても構いません。こちらから連携してお話を進めます。
