朝、事業所の前から送迎車を出します。建物の脇にはヤシの木が一本立っていて、「無料体験実施中」ののぼりが二本、風で揺れています。小林市の朝はこの時期、もう空気がひんやりしていて、車の窓が白く曇る日もあります。
出発の前に、連絡帳と前日の申し送りにひと通り目を通します。昨日いつもより口数が少なかった方、朝が苦手な方、玄関の段差で手すりのどちら側を持たれるか。運転する職員が知っておくのは、道順だけではありません。定員十八名の事業所なので、一台の遅れはその日の全員に響きます。
そして、実際に走ってみると分かることがあります。時間が読めないのは道中ではなく、お宅に着いてから玄関を出るまでです。靴を履く。上着を選ぶ。戸締まりを確かめる。火の元をもう一度見に行く。財布を探す。お一人分で五分違うと、後ろの方の到着が全部ずれていきます。
——なぜ、家を出るまでにこれほど時間がかかるのでしょうか。
ご家族は「準備しておいてね」と言って、仕事に出ておられます
朝の時間帯は、ご家族もいちばん忙しい時間です。「迎えが来るまでに支度しておいてね」と声をかけて、出勤されます。ごく自然なことです。
けれど、支度というのは一つの作業ではありません。着替える、靴下を履く、上着を出す、持ち物を確かめる、戸締まりをする。順番を組み立てる力が要る作業です。ここが少しずつ難しくなってきていても、外からは見えません。できていないのではなく、手順が散らかるのです。
そして帰宅したご家族が、玄関に上着が出しっぱなしなのを見て「ちゃんと準備できてないじゃない」と言ってしまう。言われたほうは黙ります。翌朝、もっと時間がかかるようになります。
送迎の時間は、余裕を持って組んでいます
虹Lifeで気をつけているのは、急かさないことです。
まず、送迎の時間にはあらかじめ幅を持たせています。分単位で詰めた表を作ると、玄関先で職員が焦り、それがそのままご本人に伝わります。次に、できるだけ同じ職員が、同じ順番で声をかけます。「上着はこれですね」「戸締まり、一緒に見ましょうか」。毎回やり方が変わらないことが、いちばん早いのです。
玄関先で気づいたことは、連絡帳と申し送りに残します。今日はいつもより時間がかかった。上着が夏物のままだった。廊下の電気がつけっぱなしだった。送迎は、一日でいちばん早くご自宅の様子が見える時間でもあります。
そして虹Lifeには、同じ法人の訪問看護ステーションとケアプランセンターがあります。玄関先の気づきを、その日のうちに看護師やケアマネジャーまで渡せます。単独のデイサービスには、構造上できないところです。虹Lifeはお泊まりができるデイサービスでもあるので、泊まられる日も場所と職員が変わりません。
変わるのは、朝の十五分です
通うようになると、ご家族の朝はこう変わります。
家を出る前の押し問答がなくなる。出勤の途中で「ちゃんと乗れたかな」と時計を見なくて済む。上着が薄すぎないか、玄関先で毎朝確かめなくてよくなる。迎えが来るという予定があるだけで、朝の段取りが一本に決まります。
送迎の範囲や時間も、ご相談ください
虹Lifeは個別機能訓練加算Ⅰロの届出を行っています(機能訓練指導員 専従二名)。入浴介助加算(Ⅰ)、口腔機能向上加算も届出済みで、口腔については要介護・要支援のいずれにも対応しています。要支援の方、基本チェックリストで総合事業の対象と判断された方の受け入れも行っています。
「朝がどうしても間に合わない」「この地区まで来てもらえるか」といったご相談も承ります。まずはご家族だけの見学からどうぞ。

見学だけ、お電話だけで結構です
「朝の支度が本人には難しくなってきた」というご相談が、いちばん多いです。ご家族だけの見学、体験利用も承っています。
お電話 0984-27-3216(地域密着型お泊まりデイサービス虹Life)
公式LINE https://lin.ee/Y0Ds6nL(24時間いつでも。ご質問だけでもどうぞ)
すでに担当のケアマネジャーさんがおられる場合は、その方にご相談いただいても構いません。こちらから連携してお話を進めます。
