夕方の送迎です。定員十八名ですので、何台かに分かれて順番にお送りします。小林市はどこへ行くにも車なので、一台あたりの時間はそれなりに長くなります。出発の前には、連絡帳とその日の申し送りにひと通り目を通します。
車が走り出すと、窓の外を田んぼと家並みが流れていきます。刈り入れの終わった田、川べりの土手、閉まったままの商店。そのうちに、後ろの座席から声が出ます。「ここは昔、店があったとよ」「この坂は、雨が降ると難儀した」。誰に向かって言うでもなく、景色に合わせて出てくる言葉です。
職員がおどろくのは、その日フロアでほとんど喋らなかった方が、車の中ではよく喋られることです。同じ人、同じ日、同じ職員なのに、場所が変わるだけで口数が変わります。連絡帳に書くことが、いちばん増えるのもこの時間です。
——集まりの中では静かで、車の中では喋る。この差は、何なのでしょうか。
人前で話すのが苦手な方は、少なくありません
ご家族から「うちの親は人見知りだから、集団は無理だと思う」とうかがうことがあります。実際、フロアで輪になっている時間がしんどい方はおられます。
理由は性格だけではありません。耳が遠くなってくると、大勢の声が重なる場所では聞き取れなくなります。聞こえないまま相づちを打つのは疲れるので、黙るほうが楽になります。喋らないのではなく、喋りにくい条件が重なっているということです。
そして、フロアで静かにしておられる様子だけを見て、「合っていないのかもしれない」と判断されてしまうことがあります。ご家族が連絡帳を読んで、そう感じられることもあります。
送迎の時間も、支援の時間だと考えています
虹Lifeでは、送迎を「行き帰りの移動」だとは考えていません。一対一か、多くても数人で、横に並んで、同じ景色を見ている時間です。向かい合わないぶん、話しやすい形になっています。
ですから送迎の時間には、あらかじめ幅を持たせています。分単位で詰めると、車内の会話をさえぎることになるからです。できるだけ同じ職員が同じ順番で回るようにしているのも、話の続きが翌週につながるようにするためです。
車の中で出た話は、申し送りと連絡帳に残します。どこに勤めていたか、どこの出身か、何を作っていたか。フロアでは出てこなかった話が、いちばん多く集まるのが車の中です。そこで分かったことが、レクリエーションの誘い方や、食堂での声のかけ方に反映されていきます。
虹Lifeには、同じ法人のケアプランセンターと訪問看護ステーションがあります。車内で出た一言は担当のケアマネジャーまで届き、計画の見直しに乗ります。事業所がばらばらだと、この一言は行き場がありません。虹Lifeはお泊まりができるデイサービスでもあるので、泊まられる日も同じ場所、同じ職員です。
変わるのは、家に帰ってからの第一声です
通うようになると、ご家族の日常はこう変わります。
玄関を開けたときの第一声が「疲れた」ではなくなる。「今日は誰々さんと一緒の車やった」と、名前が出てくる。窓から見えた景色の話を、夕飯のときにする。フロアで静かでも、その日が悪い日だったとは限りません。
「集団は無理だと思う」という段階でどうぞ
虹Lifeは個別機能訓練加算Ⅰロの届出を行っています(機能訓練指導員 専従二名)。入浴介助加算(Ⅰ)、口腔機能向上加算も届出済みで、口腔については要介護・要支援のいずれにも対応しています。
送迎の範囲や時間のご相談も承ります。まずはご家族だけの見学、あるいは一日の体験からどうぞ。

見学だけ、お電話だけで結構です
「人見知りなので集団は無理だと思う」というご相談は、よくうかがいます。ご家族だけの見学、体験利用も承っています。
お電話 0984-27-3216(地域密着型お泊まりデイサービス虹Life)
公式LINE https://lin.ee/Y0Ds6nL(24時間いつでも。ご質問だけでもどうぞ)
すでに担当のケアマネジャーさんがおられる場合は、その方にご相談いただいても構いません。こちらから連携してお話を進めます。
