十月の訪問は、上着を一枚持って出るようになります。小林市は朝と昼の気温差が大きいので、午前の訪問と午後の訪問で、こちらの服装も変わります。
お宅に上がって、いつもどおり血圧を測ります。記録用紙には、その方の先月までの数字が並んでいます。看護師が見ているのは今日の数字そのものではなく、並んだ数字の傾きのほうです。九月の終わりから、少しずつ上のほうへ動いている方が出てきます。
ここで確かめるのは、体のことだけではありません。朝、何時に起きているか。起きてすぐ着替えているか。部屋の温度はどうか。廊下やトイレは寒くないか。ふとんから出た直後に測ると、ふだんより高く出ることもあります。数字が動いた理由が、暮らしのほうにあることは珍しくありません。記録用紙には、その日の部屋の様子も一緒に書き込みます。
——では、この時期の数字の動きを、どう受け取ればいいのでしょうか。
ご家族は、数字だけを見て不安になります
血圧計をご家庭に置いておられるお宅は多く、毎朝測っておられる方もおられます。それ自体はとても良いことです。
ただ、数字は測り方でかなり動きます。測る前に動いたか、話しながら測ったか、腕の位置は心臓の高さか、何回目の数字か。一回の数字で一喜一憂すると、かえって疲れます。高く出た日に慌てて薬を足す、といったことも起きかねません。
そして、寒くなる時期に数字が上がりやすいのは、それ自体はよくあることです。問題は、上がったかどうかではなく、その方にとって普段とどれだけ違うかのほうです。その線引きは、続けて見ていないと引けません。
虹Lifeが見ているのは、数字と暮らしの両方です
虹Lifeには、ケアプランセンター(居宅介護支援)、訪問看護ステーション、お泊まりのできるデイサービスの三つがあります。三つとも同じ法人です。
訪問看護は、毎回おなじ曜日・おなじ時間帯にうかがいます。同じ条件で測らないと、先週と比べられないからです。数字は記録に残し、必要があれば主治医へ報告します。薬をどうするかは主治医の判断ですが、判断のもとになる材料をそろえて渡すのが私たちの役目です。
そのうえで、暮らしのほうも見ます。寒い廊下、暖房の位置、起きてすぐの動き方、着替えの順番。ここを整えると、数字が落ち着くことがあります。手すりや暖房の相談は、担当のケアマネジャーが段取りを組みます。気づいた人と手配する人が、同じ法人の中にいます。
日中の過ごし方も関わります。デイサービスに通っておられる日は、体を動かして、温かい昼食を食べて帰ってこられます。私たちが目指しているのは、退院したその日から最期のときまで、医療の必要が高い方をお断りせずに在宅で支えることです。
変わるのは、朝の気分です
見てもらう人がいると、日々はこう変わります。
高い数字が出た朝に、その日ずっと引きずらなくなる。「これは様子を見ていい数字か」を電話一本で聞ける。血圧計の数字をノートに書くのが、こわい作業ではなくなる。もちろん、これで数値が下がるとお約束はできません。慌てる回数を減らす、という話です。
「測ってはいるけれど」という段階でどうぞ
虹Lifeの訪問看護ステーションは、看護師とリハビリの専門職が関わる体制をとり、二十四時間の連絡体制を整えています。退院直後の方、医療的な処置が続いている方のご相談も承っています。
うかがったうえで、必要がなければ必要がないとお伝えします。まずはご家族だけのご相談で構いません。

「数字の見方が分からない」だけのご相談で結構です
この時期は、血圧のご相談がいちばん増えます。ご家族だけのご相談、ご質問だけでも承ります。
お電話 090-1368-2456(株式会社フリーケアスタイル 虹Life)
公式LINE https://lin.ee/Y0Ds6nL(24時間いつでも。ご質問だけでもどうぞ)
すでに担当のケアマネジャーさんがおられる場合は、その方にご相談いただいても構いません。こちらから連携してお話を進めます。
