退院した直後のお宅にうかがうと、座卓の上に病院から渡された紙がひと組、そのまま置いてあることがよくあります。看護サマリー、退院時の処方の一覧、次の受診日を書いた紙。封筒から出したところで手が止まったまま、という感じです。
ご家族は、たいていその紙を指差しながら説明してくださいます。ここを毎日こうしてください、と病院で習ったこと。何時にこれをすること。気をつけて見ておくこと。手順は覚えておられます。覚えたうえで、疲れておられます。
そして、ひと通り話し終えたあとに出てくる言葉が、だいたい同じです。「この処置があるうちは、どこにも行けませんよね」。デイサービスも、泊まりも、うちは無理でしょう、と。誰かに断られたわけではなく、聞く前にご自分で結論を出しておられることが多いのです。
——医療の手間があると、家から出られなくなる。これは本当に、そういうものなのでしょうか。
いちばん消耗するのは、処置そのものではありません
実際に大変なのは、手技の難しさではないことが多いです。慣れれば手は動くようになります。しんどいのは、代わる人がいないことのほうです。
時間が決まっているので、家を空けられない。夜中に一度起きるので、続けて眠れない。自分が寝込んだらどうなるか、という不安がずっと消えない。介護は何年も続くことがありますが、この状態は長く持ちません。ご家族が倒れると、ご本人も家にいられなくなります。
そして、一度どこかで「うちでは受けられません」と言われた経験があると、次を探さなくなります。探すのをやめた時点で、選択肢はゼロになります。
虹Lifeが一点だけ、こだわっているところです
虹Lifeがいちばん力を入れているのは、退院したその日から最期のときまで、医療の必要が高い方をお断りしないことです。そして体力が戻ってきた時期には、同じ法人のデイサービスが同じチームのまま追いかけること。ここに絞っています。
訪問看護ステーション、ケアプランセンター、お泊まりのできるデイサービス。三つとも同じ法人です。デイサービスには看護職員が関わる体制があり、日中の様子で気になることがあれば、その日のうちに訪問看護の看護師まで話が届きます。逆に、訪問看護が把握している状態を、デイの職員が知らないまま受け入れるということも起こりません。同じ記録を、同じ法人の中で見ています。
お泊まりについても同じです。日中通っておられる場所に、そのまま泊まれます。場所も職員も浴室も変わりません。医療の手間がある方にとって、「初めての場所で、初めての人に、一から説明する」ことがどれだけ負担かは、現場で毎回感じています。
もちろん、どんな状態でも必ずお引き受けできるとお約束することはできません。処置の内容や時間帯によっては、お受けできない場合もあります。ただ、それはお話をうかがってから判断することです。聞く前に諦めていただく必要はありません。
ご家族に戻るのは、まとまった時間です
受け皿ができると、暮らしはこう変わります。
「この処置があるから無理です」と、自分で言わなくて済むようになる。数時間まとめて眠れる日ができる。自分の受診と、美容院と、買い物を、同じ週に入れられる。そして、何かあったときに電話をかける先が決まっている、という状態になります。これがあるだけで、夜の感じ方が変わります。
退院が決まった段階が、いちばん動きやすいです
虹Lifeの訪問看護ステーションは、看護師とリハビリの専門職が関わる体制をとり、二十四時間の連絡体制を整えています。デイサービスでは個別機能訓練加算Ⅰロ(機能訓練指導員 専従二名)、入浴介助加算(Ⅰ)、口腔機能向上加算の届出を行っています。代表は社会福祉士・主任介護支援専門員です。
退院の日取りが決まった段階でのご相談が、いちばん段取りをつけやすいです。すでに退院しておられる場合も、もちろん構いません。病院の相談員さんやケアマネジャーさんを通していただいても結構です。
「うちは無理だと思うのですが」から始めてください
断られた経験があって、相談をためらっておられる方が多くおられます。まずはご家族だけ、お電話だけで構いません。
お電話 090-1368-2456(株式会社フリーケアスタイル 虹Life)
公式LINE https://lin.ee/Y0Ds6nL(24時間いつでも。ご質問だけでもどうぞ)
すでに担当のケアマネジャーさんがおられる場合は、その方にご相談いただいても構いません。こちらから連携してお話を進めます。
