「この夏は無事に乗り切れました」——お盆を過ぎた頃、ご家族からそんな声を聞きます。ところが私たちが少し身構えるのは、まさにここからです。
こんにちは、訪問看護ステーション虹Life(宮崎県小林市)です。今日は、暑さが落ち着いた頃にかえって増える体の変化について、現場で見てきたことをお話しします。

現場あるある:夏の間に「動かなかった日数」は静かに積み上がっている
猛暑の間、外出を控えるのは正しい判断です。ただ、2か月ちかくほとんど外に出ない生活が続くと、体のほうは確実に変わっています。
私たちがよく聞くのは「涼しくなったから久しぶりに畑に出たら、足がついてこなかった」という声です。ご本人の感覚は7月のままなのに、体はその間の分だけ変わっている。このギャップが、9月に出やすいのです。
現場あるある:食べているのに、体重だけ落ちている
夏場はそうめんや冷やし中華など、のどごしのよいものが続きがちです。ご本人は「ちゃんと食べている」とおっしゃいますし、実際に量は食べておられます。それでも9月に体重を量って、2〜3kg落ちていたと気づく——これはよくあります。
減った分には、筋肉が含まれていることが少なくありません。筋肉は落ちるのは早く、戻すには時間がかかります。
いま、ご家族ができるいちばん簡単なこと
特別なことは要りません。この3つだけでも、変化に気づける確率が上がります。
① 久しぶりの外出は、いきなり畑や買い物ではなく、家の周りを一周から。
② 立ち上がったら、ひと呼吸置いてから歩き出す。
③ 体重を月に1回でいいので量って、書き留めておく。
③はとくにおすすめです。数字が並ぶと、感覚では気づけない変化が見えてきます。
「夏より動きが鈍い気がする」その違和感は、たいてい当たっています
ご家族の「なんとなく変」という感覚は、私たちが訪問で得る情報と同じくらい価値があります。様子を見るか、相談するか迷う段階でかまいません。気になったら声をかけてください。

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