訪問先で薬箱を開けたら、飲み忘れた薬が袋ごと何週間分も出てきた——訪問看護の現場では、珍しくない光景です。でも、ここからが本題です。お薬カレンダーに入れ替えても、飲めるようになるとは限りません。
こんにちは、訪問看護ステーション虹Life(宮崎県小林市)です。今日は「なぜ薬が飲めないのか」の、現場でしか見えない本当の理由の話をします。
現場あるある:カレンダーが「見えない場所」に掛かっている
せっかくのお薬カレンダーが、普段座る場所から見えない廊下の壁に掛かっている。目に入らなければ、思い出せません。定位置は「いつもの席から見える壁」。これだけで飲み忘れがぐっと減ります。
そもそも「朝昼夕」が生活に合っていないことも
処方は「1日3回・毎食後」。でもご本人の生活は、朝10時と夕方4時の1日2食——そんなすれ違いが、実はよくあります。この場合、頑張って3回飲もうとするより、主治医に生活リズムを伝えて用法を相談する方が早い。訪問看護師は、こうした「生活と医療のすれ違い」を見つけて、主治医とご本人の間をつなぐ仕事でもあります。
看護師は、靴下の跡を見ています
訪問時、私たちがこっそり見ているポイントのひとつが靴下のゴムの跡。いつもより跡がくっきり深ければ、むくみが強くなっているサイン。体重計に乗らなくても、体は色々なところでサインを出しています。こうした小さな変化を拾って早めに主治医へつなぐのが、訪問看護の真骨頂です。
「病院では聞けなかったこと」を聞ける30分
診察室では3分で緊張して聞けなかったことを、自宅の茶の間でゆっくり聞ける——利用されたご家族がよく口にする、訪問看護の意外な価値です。
「うちは対象になるの?」——その疑問ごと、どうぞ
訪問看護は主治医の指示書があれば、医療保険や介護保険で利用できます。「うちの場合はどうなの?」という段階で大丈夫。一緒に整理します。
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