認定調査の日、親が急に元気になる問題。家族が知っておきたい備え方

明るい和室で、書類を持つ調査員と、背筋を伸ばして受け答えする高齢の女性、付き添う娘が座卓を囲んでいる様子

「調査の日に限って、母がしゃきっとしてしまって……」——ケアマネとして働いていると、この話は本当によく聞きます。

こんにちは、ケアプランセンター虹Life(宮崎県小林市)です。要介護認定の調査は、多くのご家族にとって初めての経験です。ここでは制度の説明ではなく、その日に実際に起きることをお話しします。

ノートを開いて鉛筆で書き留めている手元と老眼鏡
日付を入れて書き留めておくと、伝わり方が変わります
目次

現場あるある:ご本人は「できます」と答えてしまう

調査員の方に「お風呂はおひとりで入れますか」と聞かれると、たいてい「入れます」と答えられます。

これは嘘ではありません。ご本人の中では、まだできる自分のほうが本当なのです。人生をかけて築いてこられた自立心を、その場で崩す必要はないと私は思います。ただ、その回答だけが記録に残ってしまうのが困るのです。

だから、ご家族の「別紙」が効きます

おすすめしているのは、調査の前にふだんの様子をメモにして用意しておくことです。ノートの切れ端でかまいません。

・週に何回、失敗があるか
・夜に何回起きるか
・ひとりにした時間で困ったこと
・できるけれど、どれくらい時間がかかるか

これを調査員の方に「あとで見てください」とお渡しします。ご本人の前では言いにくいことを、口に出さずに伝えられます。

「できる」と「毎日続けられる」は違う

調査でいちばん伝わりにくいのが、この差です。その日1回はできる。けれど毎日は続かない。転ぶ日がある。——この「ムラ」こそが介護の実態です。そしてムラは、日付入りのメモでしか伝わりません。

何を書けばいいか分からない、という段階でどうぞ

どこまで書いていいのか、どう伝えれば角が立たないか。その相談に乗るのがケアマネの仕事です。申請の前でもかまいません。ケアプランセンターへのご相談は無料です。

ケアマネジャーが高齢の女性と娘に書類を示しながら説明している様子
わからないところは、その場で一緒に整理します

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