靴下のゴム跡は、体からの手紙です

明るい室内で、椅子に座った高齢女性の足首に看護師がそっと手を添えている足元

訪問先で靴下を少し下ろしていただくと、足首に横一線の跡がくっきり残っていることがあります。私たちが毎回かならず見る場所のひとつです。

こんにちは、訪問看護ステーション虹Life(宮崎県小林市)です。今日は、体重計より先に変化を教えてくれる「足元」の話をします。

椅子に腰かけた高齢の女性が靴下を脱ごうとしている足元
靴下を脱ぐときが、いちばん見やすいタイミングです
目次

現場の視点:数字より先に、跡に出ることがある

むくみは、体重や検査の数値に表れるより先に、見た目に出ることがあります。とくに足首は分かりやすい場所です。

いつもと同じ靴下なのに、跡が深い。しばらく経っても消えない。——これは前回の訪問と比べて初めて分かることです。だから私たちは、毎回同じ場所を見ます。

現場あるある:ご本人は、まず気づかない

足は、自分の目からいちばん遠い場所です。しかも年齢を重ねると前かがみの姿勢が辛くなり、足元をじっくり見る機会そのものが減ります。「靴下がきつくなった」と感じても、洗濯で縮んだと思われることが多いのです。

ご家族が見るなら、夕方がおすすめ

朝はむくみが引いていることが多く、夕方から夜にかけていちばん出やすくなります。お風呂の前など、靴下を脱ぐタイミングでちらっと見ていただくだけで十分です。

すねを指で5秒ほど押して、へこみがすぐ戻らないときは、写真を撮っておいてください。次の受診のときに、言葉で説明するより正確に伝わります。

※これは受診の際の目安であって、診断ではありません。原因の判断は必ず医師が行います。

「様子を見ていいのか、聞いたほうがいいのか」を一緒に考えます

むくみの背景はさまざまで、しばらく様子を見てよいものも、早めに相談したほうがよいものもあります。訪問看護は、その迷いを一緒に整理する役割です。

看護師がひざをついて高齢の女性の足首を確認している様子
足元は、毎回ていねいに確認します

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