初めてのお宅にうかがうと、たいてい仏間か、茶の間の座卓に通されます。お茶を出していただいて、ひと通りお話をうかがったあと、ケアプランセンターの職員がお願いするのは、決まってこの一言です。「介護保険の証書を、いま手元で見せていただけますか」。
ご家族はたいてい「たぶんこの辺です」とおっしゃって、タンスの引き出しや、仏壇の下の棚を開けられます。出てくるのは、輪ゴムでまとめられた茶封筒の束です。介護保険の被保険者証、負担割合証、お薬手帳、病院の診察券が何枚か、年金の通知、それから中身の分からない役所の封筒。ひとつずつ広げて並べていくと、だいたい座卓が埋まります。
ここで、こちらが小さく引っかかることがあります。負担割合証が去年の日付のままになっている。あるいは被保険者証の有効期間が、あと二か月で切れかけている。どちらもご本人にもご家族にも落ち度はありません。封筒が届いたときに、それが何の紙なのか分からないまま、まとめて仕舞ってあるだけです。
——この束を、今どなたが管理しておられますか。この問いに、すぐ答えられるお宅は多くありません。
ご家族が困っているのは、介護そのものより「段取り」です
ご相談をうかがっていて思うのは、最初につまずくのは介護の技術ではない、ということです。どの紙が何の紙なのか、どこに出すのか、いつまでなのか。そこが分からないまま止まっておられます。
介護保険の認定には有効期間があり、切れる前に更新の手続きが要ります。負担割合証は毎年更新されます。福祉用具を借りるにも、住宅改修をするにも、その前に出しておく書類があります。どれも順番があり、順番を間違えると一か月まるごと待つことになります。
そして、この段取りを担う人は家の中で決まっていません。お世話をする役、調べる役、連絡する役、決める役。会社なら別の人がやることを、ご家族はひとりで兼ねておられます。止まっているのは、やる気の問題ではなく、持ちすぎているからです。
その束を、こちらで預かるのがケアマネジャーの仕事です
虹Lifeには、ケアプランセンター(居宅介護支援)、訪問看護ステーション、お泊まりのできるデイサービスの三つがあります。三つとも同じ法人です。自分らしい暮らしを「設計し・守り・取り戻す」と呼んでいて、設計するところがケアプランセンターにあたります。
設計というのは、立派な計画書を作ることではありません。更新はいつか、次の担当者会議はいつか、この用具の期限はいつか——それをご家族の頭の中ではなく、こちらの予定表に載せておくことです。期限が近づいたらこちらからご連絡します。
さらに、三つが同じ法人であることがここで効きます。デイサービスで職員が気づいた小さな変化や、訪問看護師が見ている体調の推移が、担当のケアマネジャーまで同じ日に届きます。「最近、以前のプランでは足りていないのではないか」という判断を、次の更新を待たずに始められます。事業所がばらばらだと、この話は誰も持ち出さないまま一年が過ぎます。
なお、現在の制度では、ケアプランの作成そのものについてご利用者の自己負担はありません。全額が介護保険から給付される仕組みになっています。
変わるのは、書類の山ではなく、ご家族の予定の立て方です
段取りを預けると、日々の何が変わるか。介護の時間そのものは、すぐには減りません。変わるのは、先の予定が自分で決められるようになることのほうです。
役所に行く日を、自分の仕事の休みに合わせて決められる。更新の封筒が届いてから慌てなくなる。病院の窓口で「負担割合証をお願いします」と言われて、鞄をひっくり返さなくて済む。きょうだいに「あれ、どうなってるの」と聞かれたときに、一言で答えられる。小さなことですが、こういう日が積み上がって、介護は続けられるようになります。
まだ申請もしていない、という段階でどうぞ
虹Lifeの代表は社会福祉士と主任介護支援専門員の資格を持っています。申請の前の「これは介護保険の話なのかどうか」という段階のご相談も承っています。
封筒の束をそのまま出していただければ、こちらで仕分けます。ご本人抜きで、ご家族だけのご相談でも構いません。

「うちはまだ、そんな段階じゃない」で結構です
申請前・認定前のご相談がいちばん多いです。書類の見方だけのご相談でも構いません。ご本人抜きでも承ります。
お電話 090-1368-2456(株式会社フリーケアスタイル 虹Life)
公式LINE https://lin.ee/Y0Ds6nL(24時間いつでも。ご質問だけでもどうぞ)
すでに担当のケアマネジャーさんがおられる場合は、その方にご相談いただいても構いません。こちらから連携してお話を進めます。
