退院当日に伺うと、こたつの天板や台所のテーブルに、薬の袋が広げてあることがよくあります。病院から持たされた新しい処方が二週間分。その横に、入院前に使っていた薬が、飲み残しのまま残っている。お薬手帳が二冊になっていることもあります。
ご本人にうかがうと「病院でもらった説明の紙は、どこかにやった」とおっしゃる。ご家族は仕事を休んで迎えに行き、その日のうちに家に帰り着いて、夕方にはもう次の食事の心配をしておられます。誰も悪くありません。ただ、退院した日というのは、いちばん体が不安定なのに、いちばん人手が薄い日です。
そういう日に私たちが最初にすることは、多くの場合、傷の処置でも点滴でもありません。薬を一列に並べて、入院前と入院後で何が消えて何が増えたかを突き合わせることです。血圧の薬が別のものに変わっている。利尿剤が増えている。入院中は看護師が管理していたので、飲み方が変わったこと自体をご本人が把握しておられないことがあります。
——退院してから、最初の夜。何かあったとき、どこに電話すればいいでしょうか。

退院直後にできる「空白の数日」
入院中は、病院がすべてを管理しています。薬も、食事も、体調の観察も、夜間の見守りも。それが退院の日に、いっせいにご家族へ引き渡されます。
ところが、介護保険のサービスは申請や調整に時間がかかることがあり、退院日にぴたりと間に合うとはかぎりません。デイサービスの利用開始が来週から、ということも起こります。この数日から数週間が空白になり、そこで体調を崩して再入院する——在宅でいちばん多い躓き方が、これです。
しかもこの時期は、ご家族が「退院できてよかった」と安心しておられる時期でもあります。危ないという実感が、いちばん薄い。
虹Lifeは、退院した当日から動きます
虹Lifeの訪問看護が大事にしているのは、退院した当日から、最期のときまで、医療の必要が高い方をお断りしないということです。状態が落ち着くのを待ってから、ではありません。いちばん不安定な最初の日に入ります。
初回に見ているのは薬だけではありません。ベッドの高さ、トイレまでの距離、夜に電気のスイッチへ手が届くか。病院のベッドと家のベッドでは、起き上がり方が違います。入院中にできていた動作が、家では別物になっていることがあります。
そしてもう一つ。虹Lifeには同じ法人にケアプランセンターと、お泊まりのできるデイサービスがあります。体力が戻ってきた時期には、同じチームのまま、そのままデイサービスへ引き継げます。看護師が把握している薬や体調の情報が、そのままデイの職員にも共有された状態で始められる、ということです。退院直後は訪問看護、回復してきたら日中はデイ、というつなぎ方を、事業所を替えずにできます。
戻ってくるのは、夜眠れるようになることです
訪問看護が入って、ご家族から最初に言っていただくことが多いのは、体の状態の話ではありません。「夜、寝られるようになりました」です。
何かあったときに電話をかけられる先がある。その一点で、抱えている不安の量が変わります。ご本人にとっても、住み慣れた家での療養を続けられるということ自体が、いちばんの療養環境になります。

退院の日取りが決まった段階でご相談ください
虹Lifeの訪問看護ステーションは、看護師とリハビリの専門職が関わる体制をとり、二十四時間の連絡体制を整えています。病院の相談員さんやケアマネジャーさんを通してのご相談も、ご家族から直接のご相談も承ります。
「退院後にどれくらい手がかかるのか見当がつかない」という段階で結構です。まずうかがいます。
「病院では看護師さんがすぐ来てくれます。家に帰った日の夜、もし何かあったら誰に電話すればいいんだろう、とそればかり考えていました。退院前に来てくださって、緊急のときの連絡先を紙に書いて貼っていってくださったので、それを見ながら最初の一週間を過ごしました。」
──在宅へ戻られたご家族を介護しておられる60代の息子さん
退院してからでは遅い、ということはありません
退院当日からの訪問も承っています。まだ日程が決まっていない段階のご相談でも構いません。
お電話 090-1368-2456(株式会社フリーケアスタイル 虹Life)
公式LINE https://lin.ee/Y0Ds6nL(24時間いつでも。ご質問だけでもどうぞ)
すでに担当のケアマネジャーさんがおられる場合は、その方にご相談いただいても構いません。こちらから連携してお話を進めます。
