機能訓練の時間、車椅子から立ち上がるところを職員が横について見ています。右足には短下肢装具、右手には四点杖。座面から腰が浮くまでの数秒、職員は手を出さず、手のひらを背中の後ろ十センチほどのところに置いたまま待ちます。
すぐ隣にはレッグプレスの器械があり、壁には昭和のポスターが貼ってあります。フロアの一角が、そのまま訓練の場所です。虹Lifeは個別機能訓練加算Ⅰロの届出を行い、機能訓練指導員を専従で二名配置しています。エルゴメーターやセラバンド、マッサージチェアも置いています。
ただ、この日職員が気にしていたのは、立てたかどうかではありませんでした。立ち上がったあと、どちらを向いたかです。杖を持ち替えてテーブルのほうへ体を向けるのか、それともその場でいったん止まって、誰かが来るのを待つのか。
——ここは家ではありません。ここで十メートル歩けたとして、家の廊下を歩くとはかぎらない。そこをどう埋めるか、という話です。

「デイでは歩けています」がいちばん危ない報告です
施設の中と家とでは、条件がまるで違います。床は平らで滑りにくく、手すりは高さも位置も設計されていて、そばには職員がいる。この条件で歩けることと、夜中に電気をつけずにトイレへ行けることは、別の能力です。
だから連絡帳に「本日、歩行訓練を実施されました」とだけ書かれていても、ご家族としては何が変わったのか分かりません。家での暮らしがひとつも変わっていないのに、訓練だけが続いている状態——これがいちばん避けたいことです。
そしてこれは、デイサービスだけを見ていると起こります。家の中を誰も見ていないからです。
虹Lifeが自宅の動線から逆算できる理由
虹Lifeには、デイサービスのほかにケアプランセンターと訪問看護ステーションがあります。三つとも同じ法人です。
つまり、ご自宅の玄関の段差が何センチで、手すりがどちら側についていて、トイレまで何歩あるかを知っている人間が、同じチームの中にいます。ケアマネジャーは訪問のたびに家の中を見ていますし、訪問看護が入っていれば寝室やお風呂の状況も分かります。
その情報があると、機能訓練の中身が変わります。「立てるようにする」ではなく、「玄関の上がりかまちを、杖を持ったまま上がれるようにする」。「歩けるようにする」ではなく、「勝手口から物置まで、途中で休まずに行けるようにする」。目標が家の寸法で書けるようになります。
もう一つ、虹Lifeはお泊まりができるデイサービスです。体調やご家族の都合で家に帰るのが難しい日も、同じ場所・同じ職員のまま一泊に切り替えられます。環境が変わらないので、翌日また同じ訓練の続きができます。
目指しているのは、また買い物に行けることです
虹Lifeがデイサービスで取り戻したいと考えていることの中に、「また、いつものスーパーに買い物に行くことができる」という一項目があります。歩行距離が何メートル延びたか、ではありません。
自分で行き先を決めて、自分で選んで、自分で持って帰る。この一連の動作が戻ってくると、暮らしのほうが先に動き出します。外に出る用事ができ、人と話す機会ができ、その結果として体力がついてくる。順番はたいてい、こちらです。

見学は、行事の日でなくても構いません
虹Lifeは個別機能訓練加算Ⅰロの届出を行っています(機能訓練指導員 専従二名)。要支援の方や、基本チェックリストで総合事業の対象と判断された方の受け入れも行っています。ご事情が複雑な方も、まずはお話をうかがいます。
ご本人がまだ気乗りしていない段階でしたら、ご家族だけで見に来ていただいてかまいません。
「トイレに自分で行けるようになったことです。前は私が毎回付き添っていました。リハビリの先生が家の中を見て、手すりの位置や動き方を教えてくださって、そこから少しずつです。本人が『自分で行ける』と言うようになりました。」
──ご主人を介護しておられる70代の奥さま
体験だけ、見学だけで結構です
「本人が行くと言うかどうか分からない」という段階のご相談が、いちばん多いです。ご家族だけの見学も承っています。
お電話 0984-27-3216(地域密着型お泊まりデイサービス虹Life)
公式LINE https://lin.ee/Y0Ds6nL(24時間いつでも。ご質問だけでもどうぞ)
すでに担当のケアマネジャーさんがおられる場合は、その方にご相談いただいても構いません。こちらから連携してお話を進めます。
