虹Lifeの機能訓練の時間に、こういう場面があります。職員が向かい合って立ち、同じようにゴムバンドを持って、両手を頭の上まで上げる。それを何度か繰り返す。派手さはまったくありません。見学に来られたご家族に「これだけですか」と言われることもあります。

できなくなったことは、ある日突然できなくなるわけではありません
腕が上がらなくなると、暮らしの中で先に消えるのは洗濯物を干すことです。次に、棚の上のものを取ること。エアコンのリモコンを高い位置から下ろすこと。髪を洗うこと。
ここで起きるのは、「できない」と言葉にされないまま、その動作だけが生活から抜け落ちていくことです。洗濯物は家族が干すようになる。棚の上のものは使わなくなる。ご本人も困っているとは言いません。やらなくなったことは、困りごとにならないからです。
そしてやらなくなると、その動きはさらに落ちます。半年後に「そういえば最近、腕が上がっていない」と気づいたときには、戻すのに時間がかかる状態になっています。
虹Lifeは「その人が何をしたいか」から訓練を組みます
虹Lifeは個別機能訓練加算(Ⅰ)ロの届出を行っており、専従の機能訓練指導員2名体制で機能訓練にあたっています。ここで大事にしているのは、全員に同じメニューをやってもらわないことです。
頭の上までバンドを上げる運動は、肩と肩甲骨まわりを動かすためのものです。ただ、ご本人にとっての目的は「肩の可動域」ではありません。また自分で洗濯物を干せることです。だから、訓練の内容はその人が取り戻したい動作から逆算して決めます。
畑にまた出たいのか、仏壇に手を合わせるのに正座をしたいのか、孫の運動会まで歩きたいのか。目標が具体的であるほど、続きます。続かない訓練に効果はありませんので、まず続く形にすることを先に考えます。
職員が同じ動きを向かい合ってやるのにも理由があります。言葉で説明するより、目の前で同じことをしたほうが伝わりますし、ひとりでやらされている感じになりません。
虹Lifeがデイサービスで取り戻したいことの一つに、「また、いつものスーパーに買い物に行けること」という項目を置いています。訓練の目的地は施設の中ではなく、その人がもともと歩いていた場所のほうにあります。だから機能訓練の内容は、その道のりから逆算して決まります。
取り戻すのは筋力ではなく、「自分でやった」という感覚です
洗濯物を自分で干せるようになった方が、その後どうなるかというと、洗濯以外のことも自分でやるようになります。ひとつ戻ると、他のことにも手が伸びます。これは訓練の効果というより、自分でできるという感覚が戻ったことの効果です。
ご家族にとっても、代わりにやってあげる家事がひとつ減ります。介護の負担は、こういう小さいところから増え、小さいところから減っていきます。

「もう年だから」でやめてしまう前に
年齢を理由に運動をやめてしまう方は多いです。ただ、動かさなくなった分だけ落ちるという点では、年齢に関係なく同じことが起きます。逆に言えば、いま動かせている範囲を保つことには、いくつであっても意味があります。
体験の日に、実際にこのバンドを持っていただくこともできます。どのくらい上がるか、ご本人にもご家族にも、その場で分かります。
見学だけ、お電話だけでも大丈夫です
「まだ利用するかは決めていない」という段階で構いません。ご本人が来られなくても、ご家族だけで見に来ていただけます。
お電話 0984-27-3216(地域密着型お泊まりデイサービス虹Life)
公式LINE https://lin.ee/Y0Ds6nL(24時間いつでも。ご質問だけでもどうぞ)
すでに担当のケアマネジャーさんがおられる場合は、その方にご相談いただいても構いません。こちらから連携してお話を進めます。
