訪問に上がると、まずご本人の血圧を測ります。そのあと、片づけをしながら受け答えしてくださるご家族のほうを見ます。看護師が気にしているのは、実はここです。
台所に、洗い物が溜まっている。ご自分の湯呑みだけ、流しに置いたままになっている。冷蔵庫を開けると、ご本人用のゼリーは揃っているのに、ご家族の食べるものが見当たらない。買い物には行っておられるのに、です。介護をしておられる方の食事は、たいてい後回しになっています。
「よく眠れていますか」とうかがうと、ほとんどの方が「大丈夫です」と答えられます。そのあとに「夜中に二回は起きますけど、慣れました」と続くことがあります。慣れた、という言い方が出てきたときは、少し腰を落として話を聞くようにしています。慣れたは、我慢が続いている合図のことが多いからです。
——介護保険は、ご本人のための仕組みです。では、支えている人の体は、誰が見るのでしょうか。
倒れると、二人分の暮らしが止まります
在宅で続けていくうえで、いちばん怖いのは、ご本人の状態が急に変わることではありません。支えているご家族が動けなくなることです。そうなると、ご本人も家にいられなくなります。
そして、介護をしておられる方はご自分の不調を後回しにされます。自分の受診を先延ばしにする、検診に行かない、痛みを我慢する。休むことに罪悪感があるのがいちばんの理由です。
まわりも気づきにくい。ご本人の心配はみんながしますが、介護している人の顔色を見る人は、家の中にはいません。
虹Lifeが「休む日」を計画に入れる理由
虹Lifeには、ケアプランセンター(居宅介護支援)、訪問看護ステーション、お泊まりのできるデイサービスの三つがあります。三つとも同じ法人です。
ケアプランは、ご本人の目標を書く書類です。けれど、そこにご家族が休める日をどう作るかを組み込むのは、当然のことだと考えています。
デイサービスに通っていただく日は、ご家族が数時間まとまって空きます。虹Lifeはお泊まりができるデイサービスです。日中通っておられる場所に、そのまま泊まれます。場所も職員も浴室も変わりませんので、初めての場所に預ける気疲れがありません。ご家族の受診や、法事や、どうしても外せない用事のある日に、一泊だけ使っていただくこともできます。
訪問看護の側では、ご家族の様子もうかがいます。眠れているか、食べているか、ご自分の受診に行けているか。気になるときは、担当のケアマネジャーと相談して、休む日を先に予定表へ入れます。空いたら休む、では永久に空きません。
私たちが目指しているのは、退院した当日から最期のときまで、医療の必要が高い方をお断りせずに在宅で支えることです。それは、支えている方がつぶれない形でなければ続きません。
変わるのは、罪悪感の重さです
休む日が先に決まっていると、こう変わります。
自分の受診と美容院を、同じ月に入れられる。「預けてまで出かけていいのか」と考えなくて済む。友人からの誘いに、その場で返事ができる。休むことが、後ろめたい選択ではなくなります。
ご本人ではなく、ご自身のことでもどうぞ
虹Lifeの訪問看護ステーションは、看護師とリハビリの専門職が関わる体制をとり、二十四時間の連絡体制を整えています。退院直後の方、医療的な処置が続いている方のご相談も承っています。
「介護している自分のほうが限界かもしれない」というご相談を、遠慮なさらないでください。

ご家族ご自身のご相談で結構です
休む日を作るところから組み直せます。ご本人抜き、ご家族だけのご相談も承ります。
お電話 090-1368-2456(株式会社フリーケアスタイル 虹Life)
公式LINE https://lin.ee/Y0Ds6nL(24時間いつでも。ご質問だけでもどうぞ)
すでに担当のケアマネジャーさんがおられる場合は、その方にご相談いただいても構いません。こちらから連携してお話を進めます。
