訪問の記録を見返していると、気になることに気づきます。ご家族から連絡をいただく日が、受診の翌日に寄っているのです。ふらつく、眠りすぎる、食欲がない。受診した日ではなく、その次の日に集中します。月に何件かは、必ずこの形で連絡が入ります。
受診から帰ってこられたお宅には、たいてい新しい薬の袋と、説明の紙が置いてあります。座卓の上に、前の薬と新しい薬が両方並んでいることもあります。ご家族は病院で説明を受けておられますが、その場で聞いた内容を、家に帰ってから並べ直す時間は取れていません。
ここで看護師が確かめるのは三つです。増えた薬はどれか、やめた薬はどれか、そしてやめたはずの薬が手元に残っていないか。一包化されている方でも、前の袋が残っていれば混ざります。袋には日付が入っていますが、古いほうにも同じように入っています。飲み合わせの整理は、家に帰ってからが本番です。
——なぜ、受診の翌日なのでしょうか。
変わったことが、家の中で共有されていません
診察の時間は限られています。先生の説明は正しくても、聞く側は緊張していますし、メモを取る余裕もありません。付き添ったご家族が理解していても、その日いなかった別のご家族には伝わりません。夜の分を出す人が知らないまま、ということが起こります。
ご本人も、変わったことを覚えておられないことがあります。「前と同じように飲んどる」とおっしゃる。悪気はなく、そう思っておられます。
そして、変わった直後はいちばん体が反応します。効きすぎることも、足りないこともある。いちばん見ていてほしい時期に、いちばん情報が散らかっているのが、受診の翌日です。
受診の前後に、私たちが入ります
虹Lifeには、ケアプランセンター(居宅介護支援)、訪問看護ステーション、お泊まりのできるデイサービスの三つがあります。三つとも同じ法人です。
訪問看護は、毎回の訪問で薬の残数と内容を確かめます。受診の予定が分かっていれば、その前後に訪問を寄せることもできます。受診の前には、伝えたいことをまとめた紙をお渡しします。最近の様子、気になっていること、ご家族が聞きたいこと。診察の三分を、聞きたいことに使っていただくためです。
受診のあとは、処方の内容を前回と並べて確かめます。やめた薬は手元から分けます。飲み方が変わった点は、ご家族と共有できる形にして残します。飲むかどうか、量をどうするかを決めるのは主治医です。私たちがするのは、決まったことが家の中で正しく回るようにするところまでです。
受診に付き添う人の手配や、通院の段取りは、担当のケアマネジャーが持ちます。日中の様子はデイサービスで見ています。私たちが目指しているのは、退院した当日から最期のときまで、医療の必要が高い方をお断りせずに在宅で支えることです。
変わるのは、診察室を出たあとです
前後に人が入ると、こう変わります。
「結局どう変わったんだったか」を、家に帰ってから思い出さなくてよくなる。聞きそびれたことを、次の受診まで抱えずに済む。薬の袋が二重に残らなくなります。
「薬が増えてきた」という段階でどうぞ
虹Lifeの訪問看護ステーションは、看護師とリハビリの専門職が関わる体制をとり、二十四時間の連絡体制を整えています。退院直後の方、医療的な処置が続いている方のご相談も承っています。
受診の付き添いが難しいご家庭ほど、入らせていただく意味があります。まずはご家族だけのご相談で構いません。

「薬のことだけ」でもご相談ください
受診の前のご相談がいちばん動きやすいです。ご家族だけのご相談、ご質問だけでも承ります。
お電話 090-1368-2456(株式会社フリーケアスタイル 虹Life)
公式LINE https://lin.ee/Y0Ds6nL(24時間いつでも。ご質問だけでもどうぞ)
すでに担当のケアマネジャーさんがおられる場合は、その方にご相談いただいても構いません。こちらから連携してお話を進めます。
