今日のレクリエーションは「秋祭り・神輿の回想と祭囃子」でした。スピーカーから祭囃子を流して、覚えている方に思い出を話していただきます。お昼は筑前煮、おやつは栗ようかんでした。
笛と太鼓が鳴りはじめると、手拍子が自然に出ます。そこまではよくあることです。ただこの日は、椅子から腰を上げて、担ぐ格好をされる方がありました。肩を入れて、少し腰を落として、掛け声のところで体を揺らす。担ぎ棒の高さまで、体が覚えているようでした。座ったままの方も、同じ拍子で頭が動いています。
職員が用意していたのは、写真と音源だけでした。体の動きまでは想定していません。頭で思い出す前に、体のほうが先に動いていたということになります。ふだん歩行器を使っておられる方が、そのときだけ手を離しておられました。職員のほうが、思わず支えに行きそうになって足を止めました。
——記憶は、頭だけにあるものではないようです。
できることを、本人も家族も少なく見積もりがちです
ご相談でよくうかがうのが、「うちの親はもう何もできない」というお話です。実際、家の中でできることは減っているのだと思います。
ただ、家で見えているのは、家でやることだけです。台所に立つ、洗濯を干す、風呂に入る。そこでできなくなった動作が、その人のすべてではありません。長く続けてきた動きは、別の回路に残っていることがあります。畑の仕事、機械の扱い、祭りの所作。
そして、できることが見えていないと、支える側の言葉も「危ないから座っていて」に寄っていきます。安全のための一言が、できる場面をさらに減らしていきます。
虹Lifeが回想を毎月入れている理由
虹Lifeには、ケアプランセンター(居宅介護支援)、訪問看護ステーション、お泊まりのできるデイサービスの三つがあります。三つとも同じ法人です。
虹Lifeの年間の行事計画には、回想法を毎月組み込んでいます。今月は秋祭りの回想と祭囃子、昔のくらし回想すごろく、紅葉狩りのドライブ。来月は作品展です。
ねらいは、昔話をしていただくことそのものではありません。その人がどういう動きをしてきた人なのかを、こちらが知ることです。分かると、機能訓練の組み立てが変わります。虹Lifeは個別機能訓練加算Ⅰロの届出を行い、機能訓練指導員を専従で二名配置しています。担いでいた人には担ぐ動き、畑をしていた人にはしゃがんで立つ動き。数を数えるより、意味のある動きのほうが続きます。
建物を昭和レトロにしているのも同じ考え方です。壁には昭和の看板が並んでいます。思い出す拍子を、部屋そのものに仕込んでおくということです。
そして気づいたことは、同じ法人の訪問看護ステーションやケアプランセンターまで届きます。「できると思っていなかったことができた」は、計画を書き直す理由になります。
変わるのは、家での役割です
できる動きが見つかると、こう変わります。
家でも、任せられることがひとつ増える。「危ないから」と止める回数が減る。ご本人が、頼まれる側に戻る。祭りの話をしているうちに、来年の話が出ることがあります。
「もう何もできない」と思っておられる段階でどうぞ
虹Lifeは個別機能訓練加算Ⅰロの届出を行っています(機能訓練指導員 専従二名)。入浴介助加算(Ⅰ)、口腔機能向上加算も届出済みで、口腔については要介護・要支援のいずれにも対応しています。要支援の方、基本チェックリストで総合事業の対象と判断された方の受け入れも行っています。
どんな仕事をしてこられたかを、見学のときに教えてください。組み立てが変わります。

見学だけ、お電話だけで結構です
「本人はもう何もできない」というご相談から始まることが、よくあります。ご家族だけの見学、体験利用も承っています。
お電話 0984-27-3216(地域密着型お泊まりデイサービス虹Life)
公式LINE https://lin.ee/Y0Ds6nL(24時間いつでも。ご質問だけでもどうぞ)
すでに担当のケアマネジャーさんがおられる場合は、その方にご相談いただいても構いません。こちらから連携してお話を進めます。
