今日は「秋の味覚おやつ・焼き芋お楽しみ会」でした。予定表の「全員参加の工夫」の欄には、この日「食べる専門で大歓迎」と書いてあります。作るところに手を出さなくても、食べるだけで参加になる日です。
焼き芋は、中で焼こうと思えば焼けます。それでも外で火を使うのは、においと音があるからです。落ち葉と薪のにおい、はぜる音、時間がかかること。窓を開けておくと、フロアの中にもにおいが入ってきます。先月あくまきを炊いたときも、屋外に羽釜を据えて薪をくべました。
そのにおいが流れてきたあたりから、席の空気が変わります。それまで静かだった方が、隣の人に話しかけておられる。「昔は畑の隅で焼いた」「もみ殻の中に入れておいた」。まだ食べていないのに、話のほうが先に始まります。予定表のとおり、食べる専門の方も一緒に笑っておられます。
——手間をかけて外で焼く意味は、味だけではなさそうです。
年をとると、思い出す入口がだんだん減ります
ご家族から「同じ話ばかりする」「昔のことしか話さない」とうかがうことがあります。困ったこととして受け取られがちですが、昔のことは、いちばん取り出しやすい引き出しです。新しいことを覚えるほうが先に難しくなるので、当然の順番です。
問題は、その引き出しを開ける機会が減っていくことです。家にいると、毎日が似た一日になります。においも音も、いつもと同じ。思い出そうとして思い出すのではなく、何かの拍子に出てくるものなので、拍子がなければ出てきません。
そして、聞き手がいなければ、出てきても口に出しません。同じ話だと言われるのが分かっていれば、なおさら黙ります。
虹Lifeが季節の手間を省かない理由
虹Lifeには、ケアプランセンター(居宅介護支援)、訪問看護ステーション、お泊まりのできるデイサービスの三つがあります。三つとも同じ法人です。
虹Lifeの年間の行事計画には、毎月、季節のものが入っています。今月は焼き芋、紅葉狩りのドライブ、芋掘り、どんぐりと松ぼっくりの工作、押し葉のしおり。来月は作品展です。回想法も毎月組み込んでいます。
やっているのは、思い出す拍子をこちらで用意することです。においと音と手ざわりは、写真や言葉よりよく効きます。だから、省けるところをあえて省きません。
建物を昭和レトロの内装にしているのも同じ考え方です。壁には昭和の看板が並んでいます。「介護の施設に来た」ではなく「昭和の話が通じる場所に来た」と思っていただけるかどうかが、通い続けられるかどうかを分けます。
そして出てきた話は、担当のケアマネジャーまで届きます。何をしていた人なのかが分かると、計画の書きぶりも、訪問看護の声のかけ方も変わります。
変わるのは、家族が聞ける話です
拍子が増えると、日常はこう変わります。
「今日は焼き芋やった」と、自分から言う。子どものころの話が、頼まなくても出てくる。同じ話でも、聞いたことのない細部が混ざるようになります。孫に聞かせたい話が、その中にあることがあります。
「行事の日だけ」でも構いません
虹Lifeは個別機能訓練加算Ⅰロの届出を行っています(機能訓練指導員 専従二名)。入浴介助加算(Ⅰ)、口腔機能向上加算も届出済みで、口腔については要介護・要支援のいずれにも対応しています。要支援の方、基本チェックリストで総合事業の対象と判断された方の受け入れも行っています。
行事のある日に一度だけ体験していただく、という形も承っています。まずはご家族だけの見学、お電話からどうぞ。

見学だけ、お電話だけで結構です
「本人が乗り気でない」という段階のご相談が、いちばん多いです。ご家族だけの見学も承っています。
お電話 0984-27-3216(地域密着型お泊まりデイサービス虹Life)
公式LINE https://lin.ee/Y0Ds6nL(24時間いつでも。ご質問だけでもどうぞ)
すでに担当のケアマネジャーさんがおられる場合は、その方にご相談いただいても構いません。こちらから連携してお話を進めます。
