今日のレクリエーションは「ことわざ穴埋め・四字熟語クイズ」でした。ホワイトボードに「石の上にも◯◯」と書いて、空いたところを埋めていただきます。お昼は筑前煮、おやつは柿でした。
職員が前に立って読み上げると、あちこちから声が出ます。正解が出ることもあれば、まったく違う言葉が返ってくることもあります。ここで職員は、違う答えを訂正しません。「そういう言い方もありますね」と受けて、次へ進みます。
訂正しないのには理由があります。以前、正解を丁寧に説明した日がありました。その方はうなずいて、それきり最後まで手を挙げられませんでした。正しさを伝えたつもりが、伝わったのは別のことでした。間違いを直された記憶のほうが、正しい答えよりずっと長く残ります。次の週、席も後ろへ下がっておられました。ホワイトボードの前に出てこられることも、それきりありませんでした。
——では、間違いをそのままにしておいていいのでしょうか。
ご家族は、よかれと思って直しておられます
ご家庭でいちばん多いのが、日付や人の名前を訂正する場面です。「今日は火曜じゃなくて月曜」「それは去年の話」。心配だからこそ、はっきりさせたくなります。ずれたままにしておくのが不安だ、というお気持ちはよく分かります。
けれど、受け取る側には「また間違えた」だけが残ります。何度も続くと、話す前に確かめるようになり、やがて黙るほうが安全だと学習されます。訂正が増えるほど、口数は減っていきます。
そしてご家族の側も疲れます。直しても直しても戻る。その繰り返しが、いちばん気持ちをすり減らします。
クイズの時間は、正解を当てる時間ではありません
虹Lifeには、ケアプランセンター(居宅介護支援)、訪問看護ステーション、お泊まりのできるデイサービスの三つがあります。三つとも同じ法人です。
虹Lifeの集団レクリエーションの予定表には、毎日の内容の横に「全員参加の工夫」という欄があります。ことわざの日なら「馴染みの言葉を思い出す」「見て参加、思い出すだけでも頭が動く」。当たったかどうかは、はじめから評価の対象にしていません。
ねらいは、口に出す回数を増やすことです。声を出す、人の顔を見る、隣の人の答えに笑う。その回数が増えるほうが、正解率よりずっと大事だと考えています。
一方で、変化はきちんと見ています。先月より言葉が出にくくなっていないか、話の筋が続いているか。気づいたことは、同じ法人の訪問看護ステーションやケアプランセンターまで届きます。体調や薬の影響が考えられるなら、看護師が確かめます。評価する場と、楽しむ場を分けているということです。
建物を昭和レトロにしているのも同じ考え方です。壁には昭和の看板が並んでいます。答えられなくても居心地が悪くならない場所であること。それが続けられるかどうかを分けます。
変わるのは、家での言い方です
訂正されない時間があると、こう変わります。
家でも、間違いを気にせず話し出す。ご家族が「そうやったねえ」と受けられるようになる。言い直しをめぐって、夕方に気まずくならない。正しさより、会話が続くことを選べるようになります。
「物忘れが気になってきた」という段階でどうぞ
虹Lifeは個別機能訓練加算Ⅰロの届出を行っています(機能訓練指導員 専従二名)。入浴介助加算(Ⅰ)、口腔機能向上加算も届出済みで、口腔については要介護・要支援のいずれにも対応しています。要支援の方、基本チェックリストで総合事業の対象と判断された方の受け入れも行っています。
ご本人の前では言いにくいこともあると思います。ご家族だけでお電話いただいて構いません。

見学だけ、お電話だけで結構です
「同じことを何度も聞く」というご相談は、よくうかがいます。ご家族だけの見学、体験利用も承っています。
お電話 0984-27-3216(地域密着型お泊まりデイサービス虹Life)
公式LINE https://lin.ee/Y0Ds6nL(24時間いつでも。ご質問だけでもどうぞ)
すでに担当のケアマネジャーさんがおられる場合は、その方にご相談いただいても構いません。こちらから連携してお話を進めます。
